- ETF(上場投資信託とは)
- ETFの選び方の解説
- おすすめ7本を紹介。配分も解説。
- 読了:3.5時間
中田敦彦氏がYou tube大学で紹介
初版 2017年6月
本書の説明
3年前に書かれた本です。
Exchange Traded Fundの略です。
取引所でリアルタイムで購入できる投資信託のことです。
投資信託とは多くの投資家から販売会社を通じて資金を集めて、資産運用のプロ(ファンドマネージャー、ポートフォリオマネージャー)が、代わりに運用する金融商品のことです。
投資信託はリアルタイムで購入できませんが、上場された投資信託と同じような仕組みでETFはプロが資産運用する仕組みをリアルタイムで購入できます。
著者:朝倉 智也(モーニングスター株式会社代表取締役)
いま考えると、結果的にはこの本の言う通りに3年前にこの本のまま実践していたら大きく儲けられました。
ETFが歴史から、手数料が安い理由まで詳細に解説されていて非常に勉強になりました。
第1章〜第4章 ETFの説明、歴史
他の本と内容が変わらないので1から4章は流し読みで。
ETFが何か、から勉強したい初学者にとっては非常に分かりやすい。
日本では証券マンに頼むと買付手数料3%、信託報酬1.6%/年みたいなぼったくり商品を勧めてくるのがオチである。
なぜこういう投資信託がダメなのか、本書を読めばすぐ分かる。
ちなみに日本ではアクティブファンドが主流なのはなぜでしょうか?
考えてみて欲しい。
「ETFはこの7本を買いなさい」で取り上げられているETFは優良ファンドのみである。
投資対象は日本だけでなく、世界中に目を向けているる。
「ETFはこの7本を買いなさい」を辞書がわりに投資信託の勉強をするとよい。
第5章、6章 ミソの部分
■第5章 ETFはこの7本を買いなさい
■第6章 もっとこだわりたい人へ 一歩進んだETF活用法
未来を正しく読むのは不可能。
- 今後もアメリカ中心の先進国に投資をするのが良いのか?
- 新興国、資源国に投資するのが良いのか?
正しく動向を読むのは不可能と割り切る。
必勝方法
バランス良くポートフォリオを組んでトータルで勝つことを目指して分散する。
ETFのチェックポイント
- コスト(信託報酬0.2%/年だと少し高い印象)
- 純資産高
- 出来高(流動性の観点から最低1万株)
- 乖離率(±0.5%以内)
- 投資対象(どこに投資しているか)
上記の条件5つをクリアしたETFのみを購入する。
株式60%、債券40%になるように全世界に分散投資するように組んだポートフォリオを紹介している。
ETFの紹介
フロンティアも含みたい人へ
VT+FM
現時点では発展途上国とされるフロンティアは成長したときの伸びしろが非常に多い。
ただし、政治的には不安定であるケースも多く、ハイリスクハイリターンの投資とされている。
VTだけで全世界に幅広く分散投資ができますが、フロンティアの国々の比重は少ないです。フロンティアの成長も取り込みたい人向けにFMをポートフォリオに組み込みましょう。
VT+FMを組み合わせることでクウェート、アルゼンチン、パキスタン、ベトナム、モロッコ、ルーマニア、カザフスタンの成長を取り込める。
楽天VTI
楽天証券で楽天VTIを購入すると非常にお得。
VTIと連動している楽天VTI(米国株式)に積み立て運用を円建てで購入することが可能です。
楽天カードで購入すると上限月5万までは1%還元。