Uncategorized

カリスマ物理講師 苑田尚之 東進ハイスクール

スーパーカリスマ物理講師 苑田尚之

CMで一度は見たことがある人も多いかもしれない。

林先生の今でしょ!のCMで一瞬映るサングラスをかけた、癖の強い予備校講師である。

苑田? 読み方もよく分からない。

テレビでもあまり取り上げられて来なかったので余計に薄気味悪さを感じてシュールだ。

CMで一瞬映ったけどあれ誰?

ほとんどの人の感想はそんなもんだろう。

かなりインパクトのあるビジュアルに仕上がっており、胡散臭さ満載だが、講義はカリスマ的に分かりやすい。

この先生の講義で物理が開眼する生徒も現れるぐらいだ。

『そのだなおゆき』と読む。

講師紹介のところには『東大』『ハイレベル』『微分積分』など、講義を受けようという気にはならない。

しかし、気軽に受けることをお勧めする。

非常に分かりやすく解説してくれるので心配は無用だ。

頭がいい人は物理を微分で解くからやめてほしい。

私もその一人であったが、とりあえず夏期講習で波動の分野だけ講義を受けた。

位相差をもとに考える、波動なんて簡単だ。

と言い切って講義を進めていた。

この講義のおかげで、物理の波動はめちゃくちゃ得意になった。

力学、電気を受ける機会がなかったことは悔やまれた。

本当に悔やまれた。

あの時もし物理が開眼していたら、もう1ランク上の大学だって入学できたかもしれないのだから。

苑田先生の講義を受けるチャンスがある人は迷わず受講するべきである。

私を含めて、受講した人の評判はすこぶる良かった。

分かりにくかったと言っている人はいなかった様に思う。

力学

 まさに物理のメインである。

苑田先生の解説は以下の通り。

「ニュートンの古典物理学はma=F。これだけです!

この式はニュートン古典物理学の根幹を成すものである。

なぜ、ma=Fが成り立つのか?

そんなことは知りません。

しかしながら、この式を我々人類が『発見した』。

発明ではない。発見なんです。

後の小難しい公式はma=Fを変形しただけのものであり、力学の根本はma=Fである。」

という解説だった様に記憶している。

分かりやすいではないか。

とにかく引き込まれる様な講義で分かりやすい。

理系脳の成績優秀の私の高校時代の友人は、夏期講習の東大選抜で苑田先生の講義を受けたことをきっかけに物理が開眼して、手の届かない領域へ行ってしまった。

私もその同級生の影響で講義を受けたが、講義を受けた分野の成績は飛躍的に上昇した。

波動

波動の根本は位相差である。ただ、どの位相になっているかを見ているだけだ。

講義を受けている最初はピンと来なかった。そもそも波動を位相差だけ見ているという認識がなかったのでピンと来なかった。

しかし、波動の講義が進むうちに意味が理解できる様になったし、波動の本質も分かった。波動に対する得意意識もついた。

電気は講義を受ける機会がなかったのは残念だが、今自分が高校生なら絶対に受講していると思う。

波動は出題されるかどうかは年にもよるが、力学と電気はほぼ必出なので、残念でならない。

後悔を込めて、、、

お勧め出来る参考書
 難問題の系統とその解き方 新装第3版 物理 力学・熱・波動 [ 服部嗣雄 ]

ちなみに、苑田先生の講義は物理のセンスがある人は成績が飛躍的にUPするが、そんな人には難問題の系統と解き方、いわゆる「難系」にトライしてみてもいいかもしれない。

全部やり切ろうとすると受験科目のバランスが崩壊するので、数問つまむ様なイメージで取り組んでみると良いだろう。苑田先生の講義が合わない、もしくは物理が得意でない受験生は絶対に手を出さない方が良い問題集である。

ちなみに、私がお勧めする物理の参考書、勉強法は別記事に書いてあります。